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三遊亭橘也 秋の寄席

2011年9月25日(日)

私をかわいがってくれている先輩の誘いで「第三回 三遊亭橘也 秋の寄席」へ。
何気に今年は落語をよく聴いているような・・

会場はサンウェル沼津、橘也さんの後援会主催、沼津市教育委員会後援です。
橘也さんは円楽一門会に所属する現在二つ目の噺家。

ゲストに熱海出身の女優、二宮さよ子さん。
「ふるあめりかに袖はぬらさじ」という芝居から抜粋して口上を披露。

さて、開口一番は落語芸術協会所属の前座、桂宮治さん。
演じたのは「動物園」 誰が作った新作落語?と思い調べてみたらイギリスの原作を
二代目桂文之助(上方)(1859-1930年)が落語に仕立てたんだって(出典 Wikipedia)。

前座特有の、緊張のせいからか坂道を転げ落ちるように一気にまくし立てておしまい、
ではなく落ち着いて演じられた。
話自体、初めて聴いたが子供からお年寄りまで皆に受けるだろうな。
結構好きです、この話。
落語に現代的なアレンジを演者によって加えやすそう、事実昇太師匠あたりの作?
と聴いているときに感じたくらい古さを感じさせない内容でした。

次に橘也さんが高座に上がり、一席目に「目黒のさんま」。
今が旬の話ですね、話自体には新鮮味はないんだけど・・新鮮なさんまを食べたくなるぞ。

仲入りの前に、お楽しみとして登場されたのが二宮さよ子さん。
迫力のある口上でした。終演後間近で見ましたが、お美しい confident

仲入りの後、橘也さんの二席目として演じられたのが「唐茄子屋政談の後半?」だったかなぁ
と思いながら聴いていた・・でも出てくるのが唐茄子(カボチャ)ではなく茄子そのものだったし・・

終演後、お見送りに立つ橘也さんご本人と話すことができたので聞いてみた。
そしたら、唐茄子のようだけれど実は唐茄子じゃあないんですよ、最近では談志師匠くらい
しか演っていないと思いますがもともとは講談だったものなんです。とのことでした。

橘也さん、地元出身の噺家として今後の活躍を期待してます。


 bottle  bottle  bottle  bottle

落語の後のお楽しみ・・・そりゃもちろん酒ですよ。

何しろご一緒しているのが多方面に渡ってディープな世界(飲み屋)に詳しい方ですからね、
真昼間っから飲める店に連れて行ってもらいましたよ。
夕方4時半なのに満席!薄暗く、タバコのにおいの漂うは「かわむら」。
「お化け屋敷」と言って連れられて行ったのでしたが、私的には全く問題なし!
居心地良かったですよ。もちろん、さんまを食べました。
ここはニッチな飲み屋で、あれだけ混み合っていた店内も夕方5時半を過ぎると俄かに
お客が減り始めcoldsweats01気がついたら飲んでいるのは我々二人だけ・・7時ちょっと前からは
明かりを少しずつ落とされcoldsweats01半ば強制的に一軒目終了。
外に出たら看板の照明も落ちていたcoldsweats01 coldsweats01 何度も言うけれど、私的にはアリなお店。

野郎ばなしに花が咲き、二軒目に訪れたのは「くろもん」というお店。
一転こちらは落ち着いた雰囲気のお店で、カウンター上の七輪でいろいろな串焼きを
楽しめます。
アナゴ、烏賊、ブラウンマッシュルーム、万願寺とうがらし、等々どれも美味し。
お店のお姉さんがかわいいのもポイント高し。

結局家に帰り着いたのは23時。楽しい一日でしたhappy01

春風亭昇太・林家たい平 二人会 (沼津寄席)

春風亭昇太・林家たい平 二人会 (沼津寄席)
2月27日(日) 沼津市民文化センター 小ホール 13:00(1回目)

この間の鶴光・円楽二人会に続き、妹のダンナと今度は昇太・たい平二人会を
聴きに行ってきました。
昇太師匠は清水出身なので沼津もそこそこ近く、毎年のように来てくれます。

たい平ちゃんは初めて聴くので楽しみにしていた。
チケットは完売していたようです。沼津になじみがあって笑点でも人気の昇太
師匠に同じく笑点の人気者たい平ちゃんの組み合わせのなせる業か。

きっとプライベートでも仲がいいのだろう、開演すると二人そろって登場し、
挨拶&トーク。さすがの話術で会場を笑いの渦の中に。
ネタは地方公演定番のご当地ヨイショに、昇太師匠には常に付き物の結婚話、
容易に想像がつく展開だけれど面白いのはやはり彼らの巧さですね。
談春師匠も話していたけど、昇太師匠の出身地である清水が静岡市と合併した
ので今は清水市の名前が無くなっていて、これが静岡市の吸収合併だってんで
格好のネタになっているみたい。

明らかに円楽(当時は楽太郎)師匠との二人会のときより昇太師匠は
のびのびしているように見えた。

さて、まずは前座の春風亭昇吉さん。5月に二つ目に昇進することが決まって
いるそうで、気持ちに余裕があるから?かずいぶん長いこと話していた。

昇吉さんが座布団を返して昇太師匠登場。ネタは「短命」。
色っぽいネタをもってきましたよ。
沼津寄席って親子連れがいつもかなりいるようで小学生のお客さんがケラケラ
笑っていて目立つんだけど、短命って親御さん的には微妙なネタですねcoldsweats01
どこが面白いのか説明して、とか家に帰ってから質問攻めにあったりして。

昇太師匠が一席、たい平ちゃんが一席ということなので今回は新作落語はナシ。
「力士の春」あたりくるかなあと思っていたんだけれど、嬉しい誤算。
短命、昇太師匠のいい意味での軽さによくマッチしていてよかった。

仲入りの後たい平ちゃん。何をやるんだろねと隣に座る義弟と話していて
きっと軽めの話しじゃないか?なんて予想していたら何と「らくだ」。
大きいネタをもってきましたねー。
噺の中で屑屋と丁目の半次が飲む酒が焼津の磯自慢になっていたりと
地元くすぐりが入り酒飲みの私と義弟は笑ったのだが(そしてあぁ磯自慢bottle
飲みてぇーと身悶えた)、意外に会場がうけなかったところを見ると酒飲みは
あまり聴きに来ていなかったようだ。

たい平ちゃん2回目の高座では「愛宕山」を演ったらしく何だかとっても本気?
な、落語家林家たい平を見せ付けられましたthunder

義弟も私も大満足の二人会でした。
義弟との落語会、恒例になりそうな予感・・・

さあ、落語の後はタップルームで妹2人を交えて打ち上げです。

立川談春独演会 (ふじ寄席)

立川談春独演会 (2月20日(日) 富士市文化会館 ロゼシアター 中ホール)

先日の志らくに続き立川流、今度は談春です。

会場は富士ロゼシアター、ここへは何年か前に海老蔵の襲名披露を
観に来て以来か。
私がチケットを買ったときにはまだ残席がそこそこあったようだけど、
NHKの朝の番組に談春さんが出たとたんに一気に売り切れたそうで・・
地方の談春独演会、チケット容易に取れますrock

13:30会場、14:00開演なんだけど「13:45より立川春松による開口一番
です」とのプラカードが出ている。
開演時間前に開口一番って珍しいんじゃなかろうか?と思っていたら
やはり珍しい趣向だそう。
14:00に開演してまず一番下手くそな前座からというのでは自分が
出たときにマイナスからのスタートとなってしまうので、前座を開演前に
やらせれば自分は14:00にゼロからスタートできるんだ、と。

さて春松さん、この高座が初高座だそうです。
がんばれ!
ちなみに、演目は「道灌」でした。

ということで14:00の開演と同時に談春さん登場。

①宮戸川
志らくさんの宮戸川が記憶に新しいので比較ができて面白い。
談春さんの宮戸川は半七とお花ちゃんがおじさんちの2階であんなことや
こんなことをするシーンは一切やらずに切られた。
おじさん夫婦のやりとりに重きが置かれていた。

ここですでに14:50、マクラが長くてかなり押しているらしい。
慌てて次の噺へ。

②三方一両損
噺は知っているが生で聴くのは初めて。
談春さんの江戸っ子は啖呵にきれがあって好き。前に聞いた大工調べも
よかったなぁ。

15:13、これでお終い?的なムードに会場が一瞬包まれるも15分間の休憩に。

③阿武松(おうのまつ)
マクラは歌舞伎座の怪人(海老蔵の暴行事件から勘三郎の体調不良、最新の
隠し子騒動まで・・こりゃ歌舞伎座にも怪人がいるな)、大相撲会を揺るがす
八百長、野球賭博など。
あ、落語には八百長ありませんからねcatface メール来ないしcatface
で、阿武松へと繋がっていく。
この噺はサゲはなく、横綱阿武松の出世物語といったもの。
丁寧に聴かせてくれました。

相撲ものだと、まったく毛色が異なるけれど春風亭昇太の「力士の春」は
爆笑新作落語として有名ではないだろうか。
今度の日曜日、昇太・たい平二人会だけどこれやったりして。

今回は車だったので、落語の前に美味い蕎麦と日本酒っ!はかなわず。
もっとも富士市内で迷いまくり(ええ、ナビついてますが何か?)、のん気に
昼飯なんて食べてる時間はなかったんだけどね。

落語初め

立川志らく独演会 ~志らくの自由帳(くろっきーのーと)~ を静岡で
聴いてきました。

毎年聴きにいっていた志の輔らくごが痛恨のミスで取り損ねてしまい、
がっかりしたんだけれど、志らくさんの高座とても良かったgood

まずは腹ごしらえ。
以前一度行って美味しかった「手打ちそば 吉野」(鷹匠)へ。
11:45分くらいに店に入ったらもうカウンターしか空いていなかった。人気だね。
おせいろ天盛りを二八の大盛りで(十割は大盛り不可)、酒は磯自慢純米吟醸。
カウンターで大根とセロリの漬物と天麩羅をつまみにちびりちびり飲む、幸せ。
そうそう漬物が美味いんだったなここ。そしたらカウンターの隅にお土産用に
漬物が売っているではないか!迷わず買って帰りました。
二八は舌触りはしっとりとしていて、腰もしっかり。蕎麦蕎麦した香りは強くない
けれどやはり素人の自分が打つ二八とは土俵が違いますわな・・
このお店は季節の天麩羅とか静岡おでんとか酒の進みそうなメニューがある
ので、いつかゆっくりと時間を気にせず楽しみたい。
蕎麦も酒も美味いので磯自慢をおかわりsnow
おかみさんが磯自慢の純米吟醸は最後の1本よ、と言って出してくれて、しばらく
磯自慢談義に花が咲いた。
袋井の國香という酒の純米大吟醸が磯自慢ほど高くなくてしかも美味しいよ!
と薦めていただいた。
國香は本醸なら飲んだことがあったっけ。
R001616130

お土産の漬物はこんな感じ。ほとんど奥様に食べられてしまったcrying

満足して店を出て、時間調整でタワーレコードなどをぶらつきホールへ。

初立川志らくだったりするので、わくわく。

さて、演目は

開口一番 立川らく兵  。。。これはなんて噺だっけ?聴いたことあるような
ないような。磯自慢純米吟醸がいい感じに効いてきて、うとうとしてしまったcloud

立川志らく 疝気の虫
笑いっぱなし。疝気(男性の下の病気)の「虫」と医者との会話が中心となる
噺(SF?)なんだが、まぁこの虫と若先生とのやり取りが面白いこと。
仲入り後、この噺は体力を消耗するって言っていたけど、あの動きなら
なるほど消耗しそうだ。

立川志らく 柳田格之進
マクラで志らくさんが談志の弟子になるまでを語ってくれた。全身落語家読本
(だったかな)で読んだことがあった話だけどやはり本人が目の前で感情を
込めて語るとぐっとくるものがあります。

柳田~については、志ん朝なんかはほんわかした要素を加えるからそうでも
ないんだけど、この噺ほど聴き終わった後に客がどんより暗い気持ちに
なるものはないそうで。
また映画でそういう暗い気持ちにさせるものとしてヴィヴィアン・リーの「哀愁」と
木下恵介の「日本の悲劇」を引き合いに出されていた。
哀愁・・高校3年生のときに観て泣いたrain
ヴィヴィアン・リーが美しすぎる、そして救いが無さ過ぎるweep
さて柳田、確かに暗ーい気持ちにさせる描写がありました、おいとが吉原から
身請けされて出てきてから一言も口をきかない、夕暮れ時に縁側にじっと
佇む姿は老婆そのものだとか、父親の悲しみ・後悔の念を深く重く聴かせて
くれました。
もっとも噺の最後に格之進がエイヤッと切るのが碁盤だから若干救われる
んだけれど。

疝気の虫から柳田格之進と芸の振り幅が広いですね。いやー楽しかった。

そういや志らくさんは談春は大きいホールばかりでやってる、大きいホールで
やると芸が荒れるなんて言ってましたが、さてどうでしょう。
来月は久しぶりの談春、楽しみだ。

志の輔取れず・・・

本日一般発売の「志の輔らくごin PARCO」取れず・・
今年から先行販売のやり方が少し変わってメールでの先行販売の
スケジュール通知をうっかり見逃してしまい・・・ぴあのプレリザーブを
外し・・・・今日の一般販売にかけたのだが撃沈。

とは言え、

・志らく独演会
・円楽鶴光二人会
・昇太たい平二人会
・野田地図「南へ」

・・と、これだけチケットとってあるので十分楽しめるはずだけど。

志の輔らくご in PARCO 2010 (食事編)

いつもは聴き終えた後の「飲み」にだけ来てもらっていた友人を落語の
世界に引きずり込むべく今年はチケット2枚押さえて志の輔らくごへ。

会社の近くに最近移転オープンした「ふくろく寿」という蕎麦屋でざるそば(大盛)。
しっかり大盛りだったので食べ応えあり。海苔はもう少し控えめな切り方の方が
好みです。蕎麦の香りがぷんぷんということはないけれど、丁寧に打たれた
お蕎麦です。こういう店が近くにあると重宝しますね。

Fukuroku

休暇を取って来たので時間はたっぷりある。そこで神田明神へお参り。
「勝守」を購入して神頼み。

Kanda

お参りの後、disk union お茶の水クラシック館で中古CDを物色するのも
いつもの流れ。結局何も買わず。
でも何かさびしいので、渋谷のタワーレコードでポール・デスモンド
のテイク・テンを購入(JAZZ千円生活・・とかいうコーナー)。
あとは、柳家喬太郎の秘宝館5(ハンバーグができるまで/夜の慣用句)
を購入。

友人との待ち合わせは開演直前の18:45なので、時間調整を兼ねて
腹ごしらえ。
もちろん飲みます日本酒を。落語の日なのでね。
東急本店の「永坂更科」へ、ここはいつだって空いている(気が)ので
のんびり酒を飲めるのです。
厚焼き玉子に板わさ、お通しはなめこと蕎麦の実をキムチの素(その
ものズバリかは不明)で和えたもの。このお通しはなかなかいける。
酒は黒松白鹿特選本醸造(灘)を。
1つもの申すなら、わさびはわさび漬けであって欲しかった。
Nagasaka

待合わせ時間も迫り、慌てて真っ白な御前蕎麦を手繰って締めます。
こしがあってのど越しが実にいい。酒も手伝っていい気分。

Nagasaka2

昼も夜も蕎麦でした。


小春日和に落語

24日に久しぶりに落語を聴きに行きました。

伊豆の国寄席
春風亭小朝・林家正蔵 二人会

会場は「伊豆の国市長岡総合会館アクシスかつらぎ」
・・旧田方郡伊豆長岡町ですね。

午前中会場に程近い美容院で働いている義弟のとこへ寄り、教えて
もらった「おおはら」というお店で素朴系手打ちラーメンと餃子の昼食。
一人で外食するの久しぶりだな。
食後まだまだ時間がたっぷりあったので狩野川の土手をぶらぶら。Izunokuni_01

土手下に見えるは旅館「桂川彩峰」、露天風呂付き客室からは富士山が
見えるようです。きっと↓こんな感じ。Izunokuni_02

この日はよく晴れて富士山もよく見えました。のどか過ぎる日曜の午後。

さて、落語。チケットは完売したようです。演者と演目は、

①林家まめ平 『転失気(てんしき)』
②春風亭小朝 『越路吹雪物語』
- - 仲入り - -
③林家たけ平 『紙入れ』
④林家正蔵 『読書の時間』

転失気のまめ平さんは正蔵師の四番弟子だそうです。
屁の話し・・サゲの直前軽く寝てしまいました。

小朝師が出てくる前に座布団の前に上方落語や講談で使う見台が
置かれたので「おや?」と思った。チャチャンッ!ってやる小拍子は
無かったけど。
古典落語をやるのかと思ったら違った。越路吹雪物語(というらしい)、
初めて聞いたけれど、これが良かった。
超路吹雪・・・生きていたら祖母と同じ86歳かぁ。
自分は名前しか知らない世代だし、そのご主人ともなると名前すら
分からないんだけれどそれでも十分楽しめる、越路吹雪の一代記。
時々エロ方面に振ったり、芸能界ネタを振ったりしながらもしっかり
泣かせる小朝師。見事だったのではないでしょうか。
彼女をアイドルとして生きてきた方々(お客さんはそんな世代が中心
でした)はさらに感慨深く聴けたんじゃないかな。

正蔵師(こぶ平ね)も古典じゃなかった。
読書の時間、これも初めて聞きましたが・・・三枝師匠の作なんですねぇ
知らなかった。
ストーリー自体はまぁ取り立てて斬新でもなくサゲも単純。
マクラの方が楽しめた(倅の国語のテストの答案をのぞき見たときの
話とか)。

3月には沼津で再び小朝師の独演会を聴くことになっている。
伊豆の国市と沼津はお隣さん(≒)、お客さんも相当だぶってきそう
なので、小朝師よ今度は古典落語を演っとくれぃ。

さあ、明日は「志の輔らくご in PARCO」だ!
1月5日からじっくり練習してきてくれてるはずなので、いい高座を期待。
落語の後は親友と体力の許す限り飲み続ける予定(泊まりなので)。
芋焼酎1升下げて明日やって来るって・・・おい。

黒やかなる、長やかなる 目黒のさんま

何日か前に目黒のさんま祭りで一時数キロにも及ぶ行列ができたって新聞
記事を読んだので、『目黒のさんま』を久しぶりに聴いてみた。

音源は、席亭立川談志の「ゆめの寄席」の中の十代目金原亭馬生のもの

この噺はどっかんどっかん笑いがおきるような内容ではなく、聴いてるときクスッ、
フフッといった、家族が見たら気味悪がりそうなにやけ顔になっているだろう噺
なので、家族が寝静まった夜中に一人でこそこそ聴くというシチュエーションが
しっくりくる。

殿様の「さんまは目黒に限る」というサゲは、家臣が日本橋魚河岸の極上の
さんまを用意したにも関わらず、海から距離があって鮮度の落ちるであろう
目黒のさんまの方がいいっていうところに可笑しみを感じていたんだけど、
どうやらいろいろネットを見てみるとそうじゃないみたいですね(目黒川河口で
新鮮なさんまが手に入ったとか、目黒川を使って品川から舟で運ばれていたとか
ありました)。
ふーん、知らなかった・・・もっとも噺を楽しむ上ではそんなことはどうでもいいけれど。

さんまの美味い季節になりました。うちの近所では現在1本100円くらいが相場
のようです。今年のさんまは脂が乗って、よく太っていて美味しい。

さんまと言えば、学生の頃毎日のように一緒に飲んだくれていた、今は仙台に
住む友人がおまえは猫かよ!って言うくらい上手にさんまを食べていたなぁ。
魚好きを自認するからには彼くらい上手に魚を食べられるようにならなくちゃね。
あんなに上手に魚を食べる人間を自分は他に知りません。

長泉寄席 真打共演2009

少し前の落語会の記録。

古今亭菊之丞プロデュース 長泉寄席 真打共演2009

平成21年4月26日(日)
長泉町文化センター ベルフォーレ

落語を夫婦で聴きに行ったのは初めてでした。
もっとも、今でこそ自分ばかり落語にハマッているけれど聴けば奥様、過去に
落語を聴きに行ったことがあったりして自分よりキャリアは上です。

お客さんの年齢層はかなり高い。開場前に見回したところ、招待券を握り締め
ているお年寄りも多かったです。
招待券も多かったろうとは思うけれど客の入りは上々で1階席は満席?な
盛況ぶりでした。

one 古今亭志ん坊 開口一番 (与太郎が酒粕を食べる噺)

早大文学部を出て社会人を経験した後、落語の道に入ったという経歴の持ち主。
割と落ち着いた口調でした。前座さんに有りがちな余裕が無くてつんのめるような
感じはなかったような。

※まだ前座さんなのに、ちらしに歌奴さんと同じ大きさで並んで載っている。
真打共演と銘打っていて前座さんの写真までちらしに載せることに違和感を
感じたのは自分だけかしら?
おそらく本人が一番違和感を感じているのだろうけれど。

two 三遊亭歌奴(真打昇進 歌彦改め) 「宮戸川

歌奴さん、昨年の9月に真打に昇進しました。
これは色っぽい噺です。生で聴くのは初めてでした。CDだと志ん生のが確か
あったので聞きなおしてみた。
録音状態は悪いけれど志ん生のはいいねえ、やっぱり。
ぞくっとさせられる色気がある。

「あれぇ~ってって、すっと裾が乱れるってえと、燃え立つような緋縮緬の
長襦袢。すっとそこから雪のように真っ白なお花の脚が ~~っっと
半七の股の・・・ここんとこ本が破れちゃって」 と志ん生のは切られます。

歌奴さんはまだ32歳、今はまだ草食系宮戸川。あと20年、30年したときに
どんな宮戸川に化けるのか楽しみ(そのころは円歌か?)。
歌奴さんのは、いよいよあんなことして、こんなことして・・・ってところで
「お時間が来たようです」 と、切られました。

three 昭和のいる・こいる(漫才)

ザ・正統派漫才!この日間違いなく一番笑いをさらっていってました。
落語を聴きに行くと、こういう「色物」がはっとするくらいいいことが多いんだけど
今回も当たり!

four 古今亭菊之丞 「替り目

本人も酒を飲むようですが、酔っ払いの表現が噺家によって色々で楽しい。
酒の飲めない談春さんも非常に良かったし、菊之丞さんのも良かった。
まだ30台なのに、大人な声ですね。なんというか昭和調というか。

※それはそうと、開演前のスタッフのアナウンスに重大なミス。
「コキンテイ」って言っていた。大変失礼ですぞ、これは。猛省を促したい。

- - 仲入り - -

five 林家正楽(紙切り)

体をくねくねさせながら、実に鮮やかに紙を切る。特殊な紙なんでしょうね、
かなり細いラインも千切れることなく仕上げてたから。
客席からのリクエストは・・藤娘! 剣道! 熊っ!
熊をリクエストしたのは小学生の男の子、「まさかり担いだ金太郎」を
切りました、見事。

six 橘家圓蔵 「たいこ腹

まくらで幇間の話しをしたので、「鰻の幇間」を演るのかと思ったら
「たいこ腹」でした。
声が聞き辛かったのと、トリなのでもう少し大きいねたを演って欲しかった。
でも声の調子からすると長い噺では聞いている方が辛くなるか。

今までは独演会とか二人会ばかり聴きに行っていたので、こういう一度に
何人もの芸を楽しめるのもいいものです。

沼津寄席 三遊亭楽太郎・春風亭昇太二人会

沼津寄席 三遊亭楽太郎・春風亭昇太二人会
3月24日 沼津市民文化センター

one 開口一番 春風亭昇々 「雑俳
two 三遊亭楽太郎 「勘定板」
  仲入り
three 三遊亭兼好 「元犬」
four 春風亭昇太 「花筏

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
三遊亭楽太郎 「勘定板 toilet
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
楽太郎さん、想像していたより痩せてらっしゃった。

まくらの笑点ねたはお約束?年功序列の縦社会、本来呼ばれるべきは
落語芸術協会会長の桂歌丸師匠だろうが、歌丸師匠は三島駅で倒れ
ちゃいそうだし、木久翁師匠は・・こんなの呼んだら沼津の見識が疑われ
そうだし・・見栄えがよくて、頭がよくて、となると自分しかいない。
昇太は予算が余ったからおまけでキャスティングされたんだ・・など。

全国を回っている人だけに、実に話の引き出しの多い人です。
趣味のゲートボールの話、政治の話、老夫婦が新婚旅行で泊まった旅館
を何十年かぶりに訪れ昔を懐かしむ(エロエロなので詳細書けず)話、
どれもいちいち面白く、そしてどういうわけかシモネタが続く。
お客は爆笑の渦でしたけど。

まくらだけで終わっちゃうのかしら?と思っていたら、「所変れば品変わる」
と言うが実際は「所変れば品名変る」ですね、トイレ1つとっても、はばかり、
せっちん、レストルーム等々色々呼び方が変わる。・・・とスムーズに本題
の「勘定板」へ。

落語は座布団の上に噺家が一人、あとは扇子と手拭い、あっても湯呑み。
聴き手は想像力を働かせて、噺家のつむぐ世界へ入っていかなければ
なりません。
でもねー、この勘定板って話は想像力働かせたくないような内容なのだ。
隣のおじさん、あそこのお姉さん、いったいどんなん想像してたのかしら?

「勘定板」内容は・・・どうぞご自分で調べてください。
こんな噺もあるんだねぇ、初めて聴きました。

最初から最後までお客さん笑いっぱなし。楽さん、爆笑王です。
幅広い年齢層に満遍なくうける、ある意味中庸。でもそれは平均点って
ことではなくて、すごく丁寧で格調高い話芸を披露していた(方言の表現
の巧さは大師匠の円生譲りか)。とってもよかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
三遊亭兼好 「元犬 dog
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
志ん生の音源でしか聴いたことがなかったけれど、サゲが志ん生のとは
違っていました。
志ん生バージョンは、「もと、おもとは居ぬか?」「はい、元は犬でした」
となっていましたが、兼好さんのは「お前、面白いな」「へぃ、頭も白い
んです」となっていました。
志ん生のは名前が「もと」でないと成立しないのでちと強引か。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
春風亭昇太 「花筏 run
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まくらは、壮絶!な森進一ショー。自分は昨年大晦日の紅白は見ていない
けれどすごかったそうですね。よほどショックを受けたのでしょう。

中世城郭マニアの昇太さん、自分の実家から車で数分の「興国寺城跡」
に空き時間を利用して行って来たそうで、興国寺城跡のすごさを熱く
熱く語っていた。早速SWA!のブログにもアップしましたと。
興国寺城跡を知らないお客さんが多いのか(沼津市民が多かっただろうに)、
反応は明らかにいまいち。
自分も興国寺城跡なんて、小学校低学年のころ一度行ったきりだなぁ。
城=天守閣みたいなイメージが強いから、土塁とか空堀とか見ても
何の感動もせず(小学生ならなお更で)。
今はだいぶ発掘が進み、周辺も整備が進んでいるようなので、そして
自分も年をとったので、改めて訪れるとまた違うのかも。

この日はWBCで日本が2連覇した日で、話題が野球の話から相撲へと
移っていったので・・・力士の出てくる噺だな?
自身の作である「力士の春」をやるのかと思っていたら「花筏」でした。
力士の出てくる噺は他には・・阿武松、半分垢くらいしか思いつきません。

昇太さんが演ると、古典だとは思えない。初めて聴いたお客さんは、新作
だと思ったんじゃないかな。

たくさん笑った一夜でした。